KVHは、同社のデータセンターをプライベートクラウド環境で利用するユーザー向けに、初期費用が無料のパッケージメニューを提供する。
KVHは10月10日、同社のデータセンターをプライベートクラウド環境で利用するユーザー向けに「KVH プライベートクラウドパッケージ」の提供を開始した。初期費用は無料で、3年契約での利用料を月額60万円(税別)としている。
同パッケージは、プライベートクラウド環境の構築に必要な標準的なITリソースをパッケージ化したもの。物理サーバ(HP DL360 G8)や冗長構成のL2スイッチ、ファイアウォール、IPアドレス、インターネット回線、GUIのクラウドコントローラなどで構成され、監視や開発、Webなどのミドルウェアも3点まで利用できる。オプションでクラウドストレージも提供する。
これと併せ、同社は15日から都内で運用するデータセンターの1つ(KVH 東京データセンター3)でプライベートクラウドサービスを提供すると発表した。同センターは766平方メートルのサーバルームや最大640キロワットの電力容量を備え、同社の光ファイバ網やインターネットバックボーンとも直結されているという。
同社では今後1年間に金融やオンラインサービスなどを中心に数十社の利用を見込む。
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