あまり公の場に姿を見せないGoogleのラリー・ペイジCEOがFortune誌のインタビューに答え、Appleとの関係や自動運転カーについて語った。
米Fortuneは12月11日(現地時間)、次号の紙版Fortune誌の特集である米Googleのラリー・ペイジCEOの70分にわたるロングインタビューの抜粋をオンラインページに掲載した。ペイジ氏がこうしたインタビューに答えるのは4月のBusinessweekのインタビュー以来のことだ。
「実現したら、町中の駐車場が不要になる。目的地でユーザーが降りると車は自分で家に帰って自宅の駐車場に戻り、電話で呼び出すと迎えに来てくれるようになる」
「今は過渡期で問題もあるが、こうした問題こそ大きなチャンスだ。モバイルの位置情報は広告にとって需要な機能。Googleは、モバイル広告およびモバイルでの収益化において最も先行する企業だ」
「われわれの仕事はライバルについて考えることではなく、まだ存在しないけれど必要とされるサービスや製品を思い付くことだ」
「Appleは今でもGoogleのパートナーであり、ライバルでもある。あなたとスティーブ・ジョブズ氏は仲が良かった」という問い掛けに「時々(at times)」と答え、さらに突っ込まれるとやや話をそらして「ライバルの動向を気にしていては数歩先を行くことはできない」と語った。
「私が言いたかったのは、企業同士の関係がもっと良く、ユーザーが企業の動きの結果不便を強いられることがなければいいのに、ということだ。そのためにわれわれは努力しており、成功することも、失敗することもある」
「われわれの仕事はユーザーに最も有用で正確な検索結果を提供することであり、そのために最良と考えることをしている」
はっきりと否定はせず、Nexusブランドでオリジナル製品を出す目的は、Androidの可能性を示すショーケースを作ることと、早期に開発者に環境を提供することだというこれまでの説明を繰り返した。
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