スパム送信国ワースト12、ベラルーシが急浮上

ソフォスが四半期ごとに発表している「スパム送信国ワースト12」の最新版では3カ国が新たにランクインした。

» 2013年07月18日 12時34分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業のソフォスは7月18日、2013年4月〜6月期の「スパム送信国ワースト12」を発表した。トップは前四半期と同じく米国だったものの、新たにウクライナ、カザフスタン、アルゼンチンの3カ国がランクインした。

 ランキングではベラルーシが急上昇して2位になったほか、これまでランクインしたフランスやペルー、韓国は今四半期ではランクインしなかった。また、人口比率に応じてこれを分析すると、スパム配信量が多い国の半数がランキングの圏外になり、ルクセンブルグやシンガポールなどがランクインすることが分かった。

 同社ではシンガポールでスパムに関連するサイバー犯罪が多発しているわけではないとし、「最近の多くのスパムは攻撃元から直接ではなく、間接的に配信されるようになっている」と解説している。

順位 スパム配信量でみた場合 比率 人口比率でみた場合 比率
1 米国 13.8% ベラルーシ 13.8%
2 ベラルーシ 11.7% カザフスタン 11.7%
3 中国 5.9% ウルグアイ 5.9%
4 ウクライナ 5.5% 台湾 5.5%
5 台湾 3.6% ウクライナ 3.6%
6 インド 3.6% ルクセンブルク 3.6%
7 スペイン 3.4% ブルガリア 3.4%
8 カザフスタン 3.3% マケドニア 3.3%
9 アルゼンチン 3.1% チリ 3.1%
10 イタリア 2.9% アルゼンチン 2.9%
11 ロシア 2.6% スペイン 2.6%
12 ドイツ 2.5% シンガポール 2.5%

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