Twitterの広告主は、ユーザーIDの公開情報で「ファッションに詳しくて多数のフォロワーがいるユーザー」などに絞り込んでプロモツイートを表示できるようになる。
米Twitterは1月14日(現地時間)、広告主向けに、ユーザーのメールアドレスやユーザーIDでプロモツイートの表示相手をターゲティングできるサービスを発表した。
同社は昨年7月には、顧客のWebサイトのクッキーIDに基づくターゲティング広告を発表している。
新サービスでは、顧客企業は自社のCRMデータベース上のターゲティングしたいユーザーのメールアドレスを抽出し、暗号化したものをTwitterに提供することで、ターゲティングユーザーのタイムラインにプロモツイートを表示できる。例えば購入金額の高いユーザーのみにスペシャル割引キャンペーンのプロモツイートを表示するといった使い方ができる。
TwitterのユーザーIDを利用するターゲティング広告は、公開されているユーザープロフィールやフォロワー数、過去のツイートに基づいてターゲティング相手を設定できる。ユーザーリストはTwitterあるいはTwitterのAPIを通じて入手する。Twitterは利用例として、アパレルメーカーが、プロフィールにファッション用語が入っており、かつフォロワーの多いユーザーにキャンペーンツイートを表示するとい使い方を紹介している。
これらのターゲティングは逆にもできる。つまり、CRMデータベース上にあるメールアドレス以外のユーザー、設定したユーザーID以外のユーザーにプロモツイートを表示することも可能だ。例えば、新規顧客獲得のためのキャンペーンであれば、既存顧客以外にプロモツイートを表示できる。
こうしたターゲティングの対象になりたくないユーザーは、アカウント設定の「セキュリティとプライバシー」で「プロモコンテンツ」のチェックを外しておけばいい。
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