米調査会社ESGの調査によると、IT投資を評価する際の考慮事項で「コスト削減」が4年ぶりにトップから外れた。中堅・中小企業がIT投資を最大限活用するためのキーワードは、「仮想化」と「クラウド」だ。
中堅・中小企業のIT投資は、少ない予算、IT担当者のスキルの限界、既存のプロセス上の制限などの理由により、現在のリソースを使用した当面の対応に取り組まなくてはならないことが多い。このような事情により、中堅・中小企業ではITの提供方法を改善するのに役立つ仮想化、デスクトップデリバリー、およびクラウドへの対処が後手に回ってしまう。
しかし、米調査会社Enterprise Strategy Group(ESG)の調査では、この状況に明確な変化が確認された。ESGのリポート『2012 IT Spending Intentions Survey』では、従業員数100〜999人の中堅企業が自社のIT投資を評価する際の考慮事項で、4年ぶりに「コスト削減」がトップにランキングされず、「ビジネスプロセスの改善」「ROI/投資回収の早さ」「セキュリティやリスク管理の向上」といった項目が上位に挙げられたのだ。
このホワイトペーパーでは、ESGの調査とユーザー企業へのインタビューを基に、中堅・中小企業が限られた予算とスタッフを最適に使用し、IT投資を最大限に活用するための要素を考察している。中堅・中小企業が技術的障壁を取り払い、ビジネスでより大きな成功を収めるチャンスは、「仮想化」と「クラウド」の利用に秘められている。
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