多くの企業は、PC導入時にハードウェアやOS、アプリケーションなど全てを一気に切り替えようとする。そうなると一時期にコストがかさむので、戦略的にPCやOS、アプリケーションのアップデートを考えていくべきだ。
今回のXPのサポート終了でUIが大幅に変更されたWindows 8/8.1ではなくWindows 7へ移行した企業は、2020年1月14日にサポートが終了することを理解しているだろうか。
Microsoftの製品ライフサイクルポリシーに照らすと、Windows 7であっても2015年には「メインストリーム サポート」のフェーズが終了し、さらに5年間の「延長サポート」フェーズに入る。この延長サポートでは新しい機能が追加されることはなく、有償サポートのみの提供になる。セキュリティアップデートなどはWindows Update経由で続けられる。
こういったことを考慮すると、実はWindows 7であってもここ数年のうちに移行を考える必要に迫られる。XPの時のように慌ただしく移行したくないのなら、2〜3年のうちにWindows 7からの移行策を考えておくべきだ。
Microsoftは、「Windows 8.1 Update」をリリースすることでキーボードやマウスを採用している既存のデスクトップPCやノートPCでもWindows 8.1を使いやすいように改良している。次のUpdateではデスクトップのウィンドウからもModernアプリを動かせるようになる。また、スタートボタンやスタートメニューの機能を戻そうとしている(Windows 7などのスタートメニューと同じでは無く、Windows 8/8.1のスタート画面と融合したモノ)。
Windows 8.1 Updateは、スタート画面に電源ボタン、検索ボタンが追加された。また、マウスポインタを下に動かすと、デスクトップのタスクバーが表示される。
デスクトップのタスクバーにModernアプリがアイコンで表示される。Modernアプリをクリックすると、画面が切り替わりModernアプリが起動する。
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