AppleがBeats ElectronicsおよびBeats Musicの買収完了を発表した。Beatsの製品ページには「Apple Storeで購入する」ボタンが表示される。
米Appleと米Beats Electronicsは8月1日(現地時間)、AppleによるBeats買収が完了したと発表した。
Appleは5月末にBeats Electronicsとその音楽ストリーミングサービスであるBeats Musicを30億ドルで買収すると発表した。Beats Electronicsは2008年にアーティストのドクター・ドレがInterscope Geffen A&M Recordsのジミー・アイヴォン氏とともに立ち上げた音楽企業。高品質なヘッドフォンと、米国ユーザー対象のサブスクリプション制音楽ストリーミングサービスの「Beats Music」を提供している。
BeatsはApple傘下に入り、ブランドやWebサイトは残るが、Beats製品のオンラインショップは閉鎖され、Apple Storeへのリンクが表示されている。本稿執筆現在、Apple Store側にBeats専用タブなどはできていない。
Beats Musicは従来通り提供する。ただし、BeatsのプライバシーポリシーはAppleと同じになる。
Appleは公式サイトに「今日、Beats MusicとBeats ElectronicsをAppleファミリーに正式に迎えることを大変嬉しく思う」という歓迎メッセージを掲載している。同社のティム・クックCEOは自身の公式Twitterで「ジミー(アイヴォン氏)、ドレ、ルーク(Beats Electronicsの社長、ルーク・ウッド氏)、イアン(Beats MusicのCEO、イアン・ロジャーズ氏)他のBeatsのチーム、Appleへようこそ」とツイートした。
米Wall Street Journalによると、Beats MusicのロジャーズCEOはAppleの無料音楽ストリーミングサービス「iTunes Radio」も統括することになる見込みだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.