オバマ政権、Google幹部と元Twitter幹部を政府のCTOと副CTOに指名

米連邦政府はGoogle幹部のミーガン・スミス氏をCTO(最高技術責任者)に、元Twitterの法務顧問、アレクサンダー・マクギリブレイ氏を副CTOに指名した。

» 2014年09月05日 13時53分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米連邦政府は9月4日(現地時間)、連邦政府の次期CTO(最高技術責任者)に米GoogleのGoogle X担当副社長を務めるミーガン・スミス氏を指名したと発表した。また、米Twitterを昨年退社したアレクサンダー・マクギリブレイ氏を副CTOに指名した。

 megan ミーガン・スミス氏

 米政府のCTOは、バラク・オバマ大統領が初めて設けた役職。スミス氏はアニーシュ・チョプラ氏トッド・パーク氏に次ぐ3代目のCTOになる。スミス氏は米マサチューセッツ大学で機械工学の理学士号を取得したエンジニア。2003年に新規事業開発担当副社長としてGoogle入りし、2013年からGoogle Xを担当してきた。Google以前は米Appleや米General Magicに在籍したこともある。米Re/codeの共同創業者、カーラ・スウィッシャー氏と結婚している

 オバマ大統領は発表文で、「ミーガン(スミス氏)は米国民のためにリーダーとしての長い経験と高い技術力を発揮してくれるだろう」と語った。

 alex アレクサンダー・マクギリブレイ氏

 副CTOに就任するマクギリブレイ氏は、Twitterで2009年から法務顧問を務め、2011年の“アラブの春”ではTwitterの共同創業者であるビズ・ストーン氏とともに、紛争地域での表現の自由を守るために尽力した。Twitterの前は、Googleの企業内弁護士としてGoogle Book Search問題などに取り組んだ。

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