一般企業におけるデジタル戦略をリードするのは誰なのか。ガートナーは、多くの場合CIOが、この仕事を担うだろうとしているが、話はそう単純ではない。マーク・ラスキーノ氏に、デジタルリーダーの役割や備えるべき能力から聞いた。
IT INSIDERでは、一般企業のビジネスのデジタル化についての、ガートナーのアナリスト、マーク・ラスキーノ氏へのインタビューを2013年に2回に分けてお届けしている。その趣旨は、「究極的にはあらゆる産業で、ビジネスの根幹が、デジタル技術によって変革を余儀なくされる」ということにある。
それから1年しか経っていないにもかかわらず、幾つかの産業において、デジタル化の動きが目立つようになってきた。例えばスポーツ用品では、ランニングシューズやゴルフクラブ、テニスラケットにセンサーを埋め込み、プレイの質の改善に生かせるような製品は、次々に登場している。
ガートナーは、こうした時代に生き残るために、あらゆる企業でデジタル戦略を率いるリーダーが必要だとしている。そして、一般的にはCIOがこうしたリーダーの役割を担うべきだとしている。
本当にそうなのか。CIOにビジネス戦略が描けるのだろうか。ラスキーノ氏に、一般企業におけるデジタルリーダーの要件を含めて聞いた。
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