Googleの「Made with Code」で全米少女が「大統領のクリスマスツリー」の電飾をプログラム

ホワイトハウスのクリスマスツリーの電飾パターンをプログラミングしよう──。Googleが全米の少女が参加できるプロジェクトを実施した。

» 2014年12月05日 13時32分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは12月4日(現地時間)、女性のコンピュータ科学への関心を喚起するためのプロジェクト「Made with Code」の一環で、「ナショナルクリスマスツリー」として全米で親しまれているホワイトハウスのクリスマスツリーの電飾パターンプログラミングに全米の少女が参加できるプロジェクトを立ち上げた。

 ナショナルクリスマスツリーには毎年12月初旬に、歴代大統領が点灯する。これは1923年から毎年行われている伝統ある行事だ。

 tree 1 今年のナショナルクリスマスツリー点灯式

 今年は12月4日に開催された。その様子はYouTubeでライブ中継され、現在も再生できるようになっている(記事末に転載)。バラク・オバマ大統領は点灯式のスピーチで、「今年は全米の若い女性が電飾のプログラムに参加した」と言及し、会場から歓声が上がった。このツリーのイルミネーションは、クリスマスまで楽しめる。

 Made with Codeの特設ページで組み立てた電飾用コードを在住地域を添えて登録すると採用されるようだ(日本からは登録できないので確認できなかった)。初心者向けのプログラミング言語「Blockly」を使って電飾をコーディングするこのページは米国外からでも体験できる。

 tree 2

 Googleによると、米国でコンピュータ科学の学位を取得する女性はコンピュータ科学の学位取得者全体のわずか18%という。同社はこうした問題を解決するために、2010年から4000万ドル以上をコンピュータ科学教育を女性に提供するための取り組みに投じており、Made with Codeもこの取り組みの一環だ。


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