NEC、サーバ「NX7700x」に新モデル ビッグデータ活用/公共交通基盤に向け

NECは、Linux対応のエンタープライズサーバ「NX7700x/A2080H-240」の販売をはじめた。需要予測システムや高度な仮想化機能を活用した大規模な統合システム基盤向けに展開する。

» 2015年01月15日 17時09分 公開
[ITmedia]

 NECは1月15日、社会インフラ分野のIT基盤や企業内の大規模な仮想統合システム基盤などに向けたエンタープライズサーバ「NX7700x/A2080H-240」の販売を開始した。ビッグデータ活用などで必要となる大量かつ複雑なデータ処理を行うための性能と、大規模な拡張性を兼ね備えた。

photo エンタープライズサーバ「NX7700x/A2080H-240」

 同製品は、最大15コアのXeon E7 v2 ファミリーを16個(240コア)搭載でき、最大12Tバイトまでのメモリ容量まで拡張できる。

 サーバ筐体は複数のブレードサーバを搭載できるクロスバー構造を採用し、18Uのスペースへ最大8枚のブレードサーバを搭載できる。ブレード単位で結合、分割も可能とし、性能の追加・分割が容易なこともメリットに据える。分割した各システムで障害が発生した場合も、障害の波及や他システムの停止を回避でき、データ量の増加時にもブレードのパーティション区分の変更を行うことで性能に合わせた的確な拡張ができる。

 自己診断機能「AnalysisEngine」なども備える。CPUコアやメモリを監視し、障害場所の特定や原因分析、障害対策方法を管理画面に明示するほか、I/Oエラーが発生した場合にも、リトライ処理の実施や対象のI/Oカードをシステムから切り離すことで、システムを停止することなく業務を継続できる耐障害機能も備える。

 価格は4567万7800円(税別)から。

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