デジタル採点システムの安定運用には、適したドキュメントスキャナの選択が欠かせない。愛知県の大手学習塾の導入事例からスキャナ選定のポイントを探る。
愛知県下で61校舎、1万人を超える塾生が学ぶ大手学習塾、野田塾は、2013年にデジタル採点システムを導入した。同塾に導入された採点システムは答案用紙をスキャンして解答枠の位置を登録し、PC画面上で採点を行えば点数が自動集計される仕組みだ。このシステムの安定運用を左右するのはスキャナの性能だ。当初は既存の複合機流用も検討したが、鉛筆書きの解答をくっきりと画面上に表示させるには、単純な「濃い」「薄い」の設定だけでは難しい。また、紙送りの際に発生した傾きにより、解答枠の位置を正しく解析できないなどの問題が発生したという。
これら課題を解決したのがコダックのドキュメントスキャナ「Kodak i2400」だ。文字の黒と紙の白とのしきい値とコントラストを認識して調整し、文字をクリアに表示、自動傾き修正機能も搭載する。全校導入が可能なコストパフォーマンスの高さも魅力だったという。
本項では、テスト実施から結果表示のスピードアップに貢献したデジタル採点システムを支えるドキュメントスキャナ選定と導入までを、関係者のインタビューからたどる。
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