中小企業に安価なハウジングサービスを キヤノンS&Sの「お手軽運用パック」

キヤノンS&Sとクオリサイトテクノロジーズは、沖縄のデータセンターを活用した中小企業向けハウジングサービス「お手軽運用パック」の提供を開始する。

» 2015年08月06日 18時43分 公開
[ITmedia]

 キヤノンシステムアンドサポート(以下、キヤノンS&S)とクオリサイトテクノロジーズが、中小企業向けハウジングサービス「お手軽運用パック」の提供を開始する。

 中小企業の基幹系・情報系システムをデータセンターで運用するサービス。システム専任者のいない中小企業では、社内システムの仮想化やクラウドへの移行に伴い、セキュリティ対策や監視、障害対応などの運用管理が複雑化し、対応に苦慮するケースがある。また、BCP対策強化のためアウトソーシングを検討する中小企業が増加するなかで、既存サービスではサーバ台数やラックスペースが大きくコストが見合わないケースもある。同サービスは、このような事情を考慮して開発された。

 データセンターの共有ラック1/8ラックスペース(5U)とデータセンターで預かるサーバ、ルータ、ファイアウォール装置の保守・監視までをトータルで提供。データセンターで運用管理するサーバの台数に応じて選べる2つのプランを用意する。沖縄は震災リスクが低いため、基幹システムやファイルサーバ、グループウェアサーバとして利用するだけでなく、オンプレミスのバックアップサーバやDRサイトとしても利用できるという。

 沖縄データセンターは、常駐オペレータによる24時間365日の運用体制を持つ4拠点を用意。これらの拠点の連携を図りながら保守サポートを行う。サービスにはNEC製のサーバを採用しており、NEC独自のマネジメントチップによる遠隔地からの温度や電圧、CPU、ファン、電源などの監視やサーバ操作が可能になる。

Photo 運用管理するサーバの台数に応じて選べる2つのプランを用意
Photo 沖縄にデータセンターを置くことで、安価な提供が可能になった

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