JavaやDatabaseなどの深刻な脆弱性を解決した。
Oracleは米国時間の7月19日、定例のクリティカルパッチアップデート(CPU)を公開して、JavaやDatabaseなどの製品に存在する計276件の脆弱性を修正した。ユーザーに速やかな適用を呼び掛けている。
Java関連では、Java SE JDK/JRE 8 Update 92とそれ以前のバージョンに存在する計12件の脆弱性に対処した。うち4件は共通脆弱性評価システム(CVSS) 3.0での深刻度が9.6(最大値は10.0)と高く、悪用されるとリモートから認証を経ることなく任意のコードを実行されてしまう恐れがある。更新版はJava SE JDK/JRE 8 Update 101となる。
Oracle Databaseでは、バージョン 11.2.0.4/12.1.0.1/12.1.0.2に存在する計7件の脆弱性を修正した。うち5件はリモートから認証を経ずにコードを実行されてしまう恐れがある。CVE-2016-3506およびCVE-2015-0204の2件についてはクライアントのみが対象となっている。
次回の定例CPUは10月18日の公開が予定されている。
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