ビジネスにおける“本当に重要なデータ”とは、仮説を立証するために必要なデータを指します。仮説が立証されるまではそのデータが必要だったかどうかは分からないのですが、だからといって、やたらめったらデータをあさっても意味がありません。目星をつけたり、必要なデータを絞り込む方法はあるのです。
例えば「今あるデータと気象情報を組み合わせれば、何かが分かりそう」という議論になったら、以下のように反証してみましょう。
「あったらよさそうなデータ」というのはいろいろと思い付くかもしれませんが、データ分析においては、他にも「ビジネスにおいて有用か」「再現性が高く、検証可能である」ということもあります。
そこで1つの目安として、「その仮説が正しかったとして、得られる効果が大きい、またすぐに着手できる」順番を決め、それを重要なデータだと見なす手法があります。以下のような図にプロットすれば、この場合は、施策Dを証明するために必要なデータは重要だと判断できます。質と量、相反するメリットを補い合うことで、DMPの持つポテンシャルは高まっていくのです。
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