最新バージョンの「Chrome 58.0.3029.81」では不具合の修正や機能向上を行ったほか、29件のセキュリティ問題に対処した。
米Googleは4月19日、デスクトップ向けWebブラウザ安定版のアップデートとなる「Chrome 58」を公開した。今後数日から数週間かけて、Windows、Mac、Linux向けに配信する。
Googleによると、最新バージョンの「Chrome 58.0.3029.81」では不具合の修正や機能向上を行ったほか、29件のセキュリティ問題に対処した。
このうち外部の研究者から情報が寄せられた脆弱(ぜいじゃく)性では、「PDFiumにおける型の取り違え」「Print Previewにおける解放後使用」「Blinkにおける型の取り違え」の3件について、危険度が4段階評価で上から2番目に高い「高」に分類されている。
このレベルの脆弱性を悪用された場合、一定の条件下で攻撃者に任意のコードを実行されるなどの危険性がある。
脆弱性を発見した研究者には、危険度に応じて500〜3000ドルの賞金が贈呈された。
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