2013年8月の事件で被害に遭ったユーザーアカウントは、当初10億と説明していたが、その後の調査の結果、当時存在していた約30億のアカウント全てが被害に遭っていたことが分かった。
米通信大手Verizonの傘下に入った米Yahoo!は10月3日、2013年8月に起きたユーザー情報の大量流出事件について、その後の調査の結果、当時存在していた約30億のユーザーアカウント全てが被害に遭っていたことが分かったと発表した。
Yahoo!はこの事件について発表した2016年12月14日の時点で、約30億のアカウントのうち、10億以上のアカウントが情報を盗まれる被害に遭ったと説明していた。
しかしVerizonに買収される過程で、外部の専門家の協力を得て改めて調査した結果、2013年8月の事件では当時の全ユーザーアカウントが被害に遭っていたことが判明したという。
Yahoo!は影響を受けたユーザーアカウント向けに、電子メールで通知を行っている。盗まれたユーザーアカウント情報には、平文のパスワードや決済カード情報、銀行口座情報は含まれていないと強調した。
Yahoo!では2013年の事件とは別に、2014年にも少なくとも5億人のユーザーアカウント情報が盗まれる事件が発覚し、国家が関与する攻撃に遭ったとの見方を示している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.