ジェフ・ベゾス氏、20億ドルの慈善ファンド立ち上げ 教育とホームレス支援

Amazon.comの創業者、ジェフ・ベゾス氏が妻のマッケンジーさんとともに20億ドル規模の慈善ファンド「Bezos Day One Fund」を立ち上げた。無料の幼稚園ネットワークを立ち上げる他、ホームレス支援にも取り組む。

» 2018年09月14日 07時53分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Amazon.comや米Blue Originの創業者で実業家のジェフ・ベゾス氏は9月13日(現地時間)、妻のマッケンジーさんとともに20億ドル規模の慈善ファンド「Bezos Day One Fund」を立ち上げたと、公式Twitterアカウントで発表した。

 このファンドは、ホームレス支援と教育の2つの課題にフォーカスする。「Day 1 Families Fund」は、ホームレス支援団体などを支援し、「Day 1 Academies Fund」は「モンテッソーリ教育」方式を採用する高品質で無料の幼稚園網を創立する。

 bezos ジェフ&マッケンジー・ベゾス夫妻(左はベゾス氏の母、ジャッキーさん)

 この幼稚園はベゾス氏が直接運営する。Amazon経営と同じ方針、つまり顧客第一思想で運営するという。幼稚園の場合の顧客は園児たちだ。同氏はイェーツの「教育とはバケツを水でいっぱいにすることではなく、火をともすことだ」という言葉を引用し、「子どもにとって早期に火をともすことは大きな助けになる」と語る。

 ベゾス氏は2017年、Twitter上で慈善活動のアイデアを公募した。

 同氏は発表ツイートで、慈善のアイデアを寄せてくれた多数の人々に感謝するとも述べた。

 ファンド名の「Day One」は、「初日」という意味。ベゾス氏は常に、何かを始めた最初の日の気持ちを忘れないようにしているという。

 ベゾス氏は今年3月のForbes誌の長者番付で首位に立った。番付発表時点の同氏の資産総額は1120億ドル(約11兆8500億円)だった。

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