Apple、iOSとWindows向けiCloudの脆弱性を修正

「iOS 12.0.1」と「iCloud for Windows 7.7」が公開され、それぞれ複数の脆弱性が修正された。

» 2018年10月09日 09時45分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

 米Appleは10月8日、iPhoneやiPad向けのiOS更新版「iOS 12.0.1」と、Windows向けのiCloud更新版「iCloud for Windows 7.7」を公開した。それぞれ複数の脆弱性を修正している。

 Appleのセキュリティ情報によると、iOS 12.0.1では「VoiceOver」と「Quick Look」の脆弱性を修正した。悪用された場合、ロックがかけられた端末でローカルの攻撃者に写真や連絡先を見られたり、共有機能を不正に利用されたりする恐れがあった。

 iOS 12.0.1は、iPhone 5s以降とiPad Air以降、および第6世代のiPod touchに対応する。

photo iOS 12.0.1では「VoiceOver」と「Quick Look」の脆弱性を修正した

 一方、iCloud for Windows 7.7ではWebKitに存在する19件の脆弱性が修正された。細工を施したWebサイトを使って任意のコードを実行される恐れのある深刻な脆弱性が多数を占めている。更新はWindows 7以降が対象となる。

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