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» 2019年02月05日 07時00分 公開

半径300メートルのIT:詐欺に引っ掛かる老人を笑う人に伝えたい 「そんなあなたがだまされる」日のこと (1/3)

モバイル機能や決済が発達し、旅行先でもスマホ一台で何でも買えて、必要な情報は全部受け取れる――。そうした便利さに慣れ切った私たちに付け込むような詐欺が発達しつつあることに、皆さんは気付いていますか?

[宮田健,ITmedia]

 ITを使ったモバイル機能や決済が発達し、旅行先で現金を調達しなくても、カード一枚、スマホ一台で何でも買える社会になりつつあります。その一方で、そうした便利さに慣れ切った私たちの感覚に付け込むような行為もあることに、皆さんは気付いていますか?

 例えば、欧米のレストランなどで支払う「チップ」という習慣があります。注文の総額とは別に、お店やスタッフのサービスに対して払うもので、だいたい「10%」「15%」くらいが相場でしょうか。日本にはない習慣なので、旅行先で戸惑う人も多いそうです。

 私もチップを払う際、これまでは必死に頭の中で計算していました。しかし最近は、決済のレシートに「あなたの支払額からチップを計算すると、10%の場合はこの額ですよ」というように、チップの目安を記載してくれる店舗が多くなりました。自分でわざわざ計算しなくても、店側が金額を表示してくれる便利さはありがたいです。

photo チップの計算も簡単になりました(写真はイメージです)

当たり前になった“便利さ”に付け込む? 米国のTwitterユーザーが投稿したある事例

 ところが、そんな気分に冷水を浴びせるような話を聞きました。米国のあるTwitterユーザーの投稿によれば、あるレストランで彼が食事をした際、受け取ったレシートに総額の「20%」「18%」「15%」として記載されていたチップの額が、“本来の計算結果と全く違っていた”というのです。

 そのユーザーによれば、レシートに印字されていたのは、33.57米ドルの飲食に対して、チップ20%が「10.77ドル」、18%が「9.69ドル」、15%が「8.07ドル」と印字されています。正しい計算では、33.57ドルの20%は6.71ドル。このレシートの表示に従えば、最低額の「15%」を選んだとしても、実際は24%分ものチップを支払うことになります。もし本当にこんなことが起きているのなら、「やっぱりチップは自分で計算しなければ危ない」……ということになりますね。

 この事例は、あくまでレジの“バグ”だった可能性もあります。しかし、もしこれが店ぐるみの巧妙な詐欺で、皆さんがこのユーザーの立場だったとしたら、果たして見抜けるでしょうか?

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