全国の信用金庫の口座を“通帳レス化”する新システム 2019年8月に実用化へ――しんきん共同センター、NTTデータが共同開発

しんきん共同センターは、加盟信用金庫を“通帳レス化”するシステムをNTTデータと共同開発し、2019年8月に提供を開始する。加盟信用金庫の口座保有者は、スマートフォンなどで容易に通帳レスに切り替えられるようになる。

» 2019年02月25日 07時00分 公開
[金澤雅子ITmedia]

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 NTTデータは2019年2月21日、しんきん共同センターとともに、加盟信用金庫の普通預金口座と総合口座を“通帳レス”で利用できるようにするシステムの開発を進めており、2019年8月めどに実用化すると発表した。口座利用者向けには、スマートフォンなどで、既存口座の通帳レス口座への切り替えや、通帳レス口座を新規開設できるサービスを提供する。

Photo スマートフォンによる入出金明細の画面イメージ

 通帳の発行や再発行、現物管理などの事務コストを削減するため、都市銀行や地方銀行では、2016年ごろから通帳レス化が進められている。信用金庫でも通帳レスの取り組みを進めているが、通帳を持たない口座保有者に定期的に取引明細情報を郵送しているため、コスト削減の効果が限定的だった。

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