ひとごとではない――情報流出による損失コストが増大し、平均4億2400万円に IBM調査

中堅中小企業の場合、損失額は平均で約2億7000万円を超え、経営に深刻な影響を及ぼしかねない影響が出ていることが分かった。

» 2019年07月25日 11時10分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

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 IBMは2019年7月23日(現地時間)、情報流出による損失コストに関する年次調査を発表した。そこで、「情報流出が発生した場合に企業が負担を強いられる損失コストは平均で392万ドル(約4億2400万円)に増え、企業は困難な対応を強いられて、影響は何年にも及ぶ」という実態が浮き彫りになった。

 調査によると、企業の情報流出に伴う損失コストは過去5年の間に約12%増えて平均で392万ドルとなった。特に従業員500人未満の中堅中小企業の場合、損失額は平均で250万ドル(約2億7000万円)を超え、経営に深刻な影響を及ぼしかねない影響が出ていることが分かった。

企業の情報流出に伴う損失コストは過去5年の間に約12%増えている

大規模流出の損害額

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