顔が見えなくても人物を追跡、AI映像解析ソリューションを販売開始 日立

日立製作所と日立産業制御ソリューションズは、防犯カメラなどの映像から全身特徴によって特定の人物を高速検索する「高速人物発見・追跡ソリューション」を販売する。後ろ姿など、顔が映っていない映像からでも全身特徴を判別する。

» 2019年10月07日 11時17分 公開
[ITmedia]

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 日立製作所と日立産業制御ソリューションズは2019年10月4日、「高速人物発見・追跡ソリューション」の提供を同年10月7日に開始すると発表した。

概要図 「高速人物発見・追跡ソリューション」概要図(出典:日立製作所)

 日立が開発した人工知能(AI)画像解析技術を活用して、防犯カメラに映った人物の映像から、特定の人物を高速に発見し追跡する。防犯カメラ映像の目視による監視や、記録映像の確認といった人的負荷を軽減し、防犯業務を効率化するという。

 例えば、駅や空港、商業施設における迷子や不審者の早期発見を可能にし、警察や自治体など公共機関での警備を支援する。さらに、工場や物流現場での作業者管理、商業施設や公共施設での来場者行動分析など、セキュリティ以外の分野にも応用可能だ。

数万人規模の映像から個人を判別、位置情報や撮影時刻で移動経路を追跡

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