複数の交通事業者のデータをシームレスに共有する「MaaS向けデータ基盤」開発開始

NEDOは、MaaSに向けた移動情報統合データ基盤の開発を開始すると発表した。複数の交通事業者の異なるシステムの間でデータをシームレスに共有し、分析できるようにする。飲食や宿泊といった交通事業者以外の事業者とのデータ連係も図る。

» 2019年12月03日 08時52分 公開
[ITmedia]

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 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2019年12月2日、MaaS Tech JapanがMaaS(Mobility as a Service)向けに移動情報統合データ基盤の開発を開始すると発表した。データ連係による価値の創出を目的とするプロジェクト「Connected Industries推進のための協調領域データ共有・AIシステム開発促進事業」の一貫として、MaaS関連サービスの開発促進を目指す。

概要 移動情報統合データ基盤概要(出典:NEDO)

 MaaSに不可欠な交通情報には、時刻表や駅情報、バス停情報、在線情報、運行情報などがある。これらの情報は交通事業者がそれぞれ独自のフォーマットでまとめているため、活用の際には膨大なデータの事前処理が必要になる。そのため、複数の交通事業者間をまたいだ円滑なデータ活用がしにくかった。

MaaS実現のためには「シームレスな情報基盤」が必要

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