無線LAN経由でNTPサーバと同期する壁掛け時計「NTPクロック」

セイコーソリューションズは、NTPサーバと時刻を同期するアナログ表示の壁掛け時計「NTPクロック」無線LAN対応版(2モデル)の販売を開始した。配線不要で正確な時間を刻む。

» 2019年12月10日 12時48分 公開
[ITmedia]

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NTPクロック 直径310ミリの「NCA-3002」(左)と同390ミリの「NCA-4002」(出典:セイコーソリューションズ)

 スマートフォンが普及したため時計がなくても時間が分かるようになった。それでもオフィス内に常に正確な時刻を刻む壁掛け時計があれば便利だろう。セイコーソリューションズは2019年12月10日、NTPサーバと時刻を同期するアナログ表示の壁掛け時計「NTPクロック」無線LAN対応版(2モデル)の販売開始を発表した。

 NTPクロックは、ネットワーク内のNTPサーバを親時計として自動的にシステム時刻と同期するもの。規格はIEEE802.11 b/g/n(2.4G)で、WPA2-PSK(AES)、WPA2-EAP(AES)を使った無線LAN認証にも対応する。

 時計システムを既存のLAN環境に集約し、一元管理が可能になる。同期間隔は6時間〜1週間で設定でき、時間の精度は日差±2秒。オプションの「NTPクロック監視ソフトウエア」を使えば運用の見える化もできる。

NTPクロック NTPクロック運用イメージ(出典:セイコーソリューションズ)

 正確な時間を刻む時計として「電波時計」があるが、NTPクロックは標準電波が届きにくい建物の奥や地下などでも正確な時刻を表示できる。無線LAN対応版は単二形アルカリ乾電池6本で約5年の電池寿命を確保した。

 セイコーショリューションズは「無線LAN環境での時刻補正に対応したモデルは、約5年の電池寿命を確保しており、配線工事が不要かつ後付けが可能なため、一般の時計と同様の手軽さで設置できる」とコメントする。

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