ガートナーが「日本におけるポストモダンERPのハイプ・サイクル:2019年」を発表

ガートナー ジャパンは「日本におけるポストモダンERPのハイプ・サイクル:2019年」を発表した。同社は、ポストモダンERPやEBCへのロードマップも意識した、長期的なERP戦略を立案することが重要だとしている。

» 2019年12月19日 08時00分 公開
[ITmedia]

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 ガートナー ジャパン(以下、ガートナー)は2019年12月18日、「日本におけるポストモダンERPのハイプ・サイクル:2019年」を発表した。多くのキーワードが「黎明(れいめい)期」や「『過度な期待』のピーク期」にあるとしている。例えば「ERPにおける組み込みAI(人工知能)」や「IoT(Internet of Things)対応ERP」などを「黎明期」に、「インメモリコンピューティング対応ERP」や「デザインシンキング」を「『過度な期待』のピーク期」に位置付けた。

Gartner 日本におけるポストモダンERPのハイプ・サイクル:2019年(出典:ガートナー)

 現在のERP市場では、旧来のオンプレミスのモノリシックなERPスイートを各機能に分解した上で、複数のアプリケーションを疎結合で連携させる「ポストモダンERP」へと刷新する動きが活発化している。さらにはその先にある「未来のERP」の姿を探るベンダーも出始めているとガートナーは指摘する。

未来のERPに求められる「エンタプライズ・ビジネス・ケイパビリティ」とは?

 ガートナーは未来のERP像として、「エンタプライズ・ビジネス・ケイパビリティ(EBC)」というコンセプトを提唱している。同社によれば、EBCは以下の6つの特徴を備えるという。

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