IDC Japanは、国内企業のDX動向に関する調査結果を発表した。同社によると、「DX戦略」と「企業戦略」を一致させる企業は、2019年と比較して増加傾向にあるという。
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IDC Japan(以下、IDC)は2020年12月7日、国内企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)動向に関する調査結果を発表した。調査によると、DX戦略を企業戦略と全体的かつ長期的に連携させる企業は、全ての業務においてデジタル技術を活用する意識が高いことが判明したという。
IDCは2020年10月から、DXに関わるマネージャ職以上の200人を対象とし、DXを推進する上での目的や組織体制、課題、技術基盤、KPI(重要業績評価指標)などを調査した。
調査結果から、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行は、DX推進の大きな阻害要因にはならず、DX推進企業に対して社内業務プロセスを見直すきっかけになったことが明らかになった。IDCは、調査結果を受けて「COVID-19は、DXを通じた新たな企業の形を作り出すことにつながっている」と分析した。
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