豆腐の割れ、欠け、くぼみをAIで判別 食品工場が目指すスマートファクトリー化とは

大豆加工食品の製造や販売などを手掛ける四国化工機は、自社工場での豆腐の検品に向けてAIラインピッキングシステムを導入した。同社は工場に全ての機器の状況を一元管理できるIoTを導入し、スマートファクトリー化を推進している。

» 2021年07月29日 07時00分 公開
[ITmedia]

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 日本IBMは2021年7月28日、豆腐をはじめとする大豆加工食品の製造や販売などを手掛ける四国化工機のAI(人工知能)ラインピッキングシステム「Shikokukakoki Tofu Inspection - AI Line Picking System」(STI-ALPS)の開発を支援したと発表した。同システムは、豆腐の割れや欠けを自動判定する豆腐生産工場向けの検品装置で同年6月から稼働を開始した。

 日本IBMによれば、四国化工機はこれまで、豆腐の検品に画像検査装置の導入を試みたが、良品と不良品を判別する全てのルールを設定する必要があり、豆腐の割れ目やくぼみ、欠けの大きさ・数・深さといった不定の形を判別するのは非常に困難だったという。

豆腐の検品をAIで自動化 スマートファクトリー化の効果は?

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