Microsoftは「Azure OpenAI Service」の提供を開始する。Azureで利用できる高度な自然言語処理モデル「GPT-3」で、大量のテキストの要約や質問に対する回答の生成などの用途に対応する。
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Microsoftは2021年11月2日(米国時間)、「Azure OpenAI Service」の提供を開始すると発表した。「Microsoft Azure」(Azure)で高度な自然言語処理モデル「GPT-3」を使うためのサービスで、まずは招待制で提供する。
GPT-3はOpenAIが開発した自然言語処理モデルだ。精度の高い文章を自動生成する。自然言語をソフトウェアコードに変換し、大量のテキストを要約したり質問に対する回答を生成したりと、単純要約ではなく意味や意図を理解して対応する必要がある言語処理に対応する。Microsoftはスポーツのテレビ中継のコメント内容を把握して試合のまとめを生成するアプリを例に挙げている。
OpenAIのサム・アルトマン(Sam Altman)CEOは「より多くの人が自然言語処理モデルを利用するようになれば、その性能はさらに高まる。コンピュータに普通の言葉で語りかけられるようになる日が楽しみだ。『名前は覚えていないけれど、3年前に書いた戦略ドキュメントで、こんな画像が入っているものを探してほしい』といった曖昧な要望に応えてくれるといった具合だ」と述べている。
Azure OpenAI Serviceは、AzureからOpenAIのAPIにアクセスするためのサービスだ。OpenAIは2020年からAPIを一般に公開している。Azure OpenAI Serviceは、セキュリティやアクセス管理、プライベートネットワーク、データ処理の保護、スケーリング機能といった追加の機能も提供する。
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