「サプライチェーンがちゃんと見えること」に本気を出した巨大食品メーカーは基幹業務システムのクラウド移行をきっかけにデジタルマニュファクチャリング再定義を目論む。
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Kraft Heinz(クラフト・ハインツ)は、サプライチェーンの混乱に対応するため、「Microsoft Azure」などのMicrosoft製品を活用するとプレスリリースで発表した。
両社は「Supply Chain Control Tower」を構築する他、北米のKraft Heinz製造施設34カ所の「デジタルツイン」を構築し、工場での適用前にプロセスを仮想的にテストする計画だ。Kraft HeinzがDX推進計画の次の段階として「テックジャイアントや最先端のイノベーターとの提携を通じて、当社のアジャイルな専門知識と能力を増強する」と発表した後に、ミゲル・パトリシオCEOが2022年2月に「2022 Consumer Analyst Group of New York(CAGNY) Conference」で述べたものだ。
パンデミックによって企業はサプライチェーンの見直しを迫られており、データ駆動型の技術革新に注力している企業もある。
Kraft Heinzが2022年2月に発表したDXプロジェクト「Agile@Scale」の一環として、先進的なテクノロジーエコシステムを構築することが掲げられている。
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