Workatoの導入成功事例に見るSaaS活用時の生産性向上のポイント(2/2 ページ)

» 2022年06月21日 08時00分 公開
[土肥正弘ドキュメント工房]
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バックオフィス部門の大半がiPaaSを活用、全員で業務改善と効率化に参加できるように

 コインチェック システム運用管理部の河石 良太郎氏は同社広告掲載Webページの情報内容に関するモニタリングと判別にiPaaSを利用した2事例を紹介した。

コインチェック システム運用管理部 河石 良太郎氏 コインチェック システム運用管理部 河石 良太郎氏

 同社のWorkato導入は2021年4月だ。そこから1年ほどの間に情報システム部だけでなく、法務や経理、人事、カスタマーサポート部門で活用する。導入に当たり最も期待したのは従業員のスキルの幅を広げることだ。Workatoの活用で、開発スキルのない事業部門の人でも自ら業務の自動化に取り組め、習得の過程でITスキルを広げ、プロジェクト管理スキルも高まると考えた。また、さまざまなSaaSとの連携によりサービスシナリオの幅も広がり、マクロやスクリプトを使った都度のシステム間連携によるサービス開発よりも、ITガバナンスが向上することを期待した。

 同社の業務改善推進部門(以下DXチームと記述)は業務兼務者を含め3人のみだ。各部署の企画担当や業務担当の人が自身で各業務の自動化の企画、実装に取り組み、それを業務改善推進部門がサポートする体制だ。この体制で次のような業務改善事例が誕生している。

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