「ゲームのお金が本物だったらいいのに」を実現する「Axie Infinity」 一方で参加には注意も

ゲームで生計を立てることも夢ではない時代が来ている。Web3が生み出した「GameFi」とは私たちの生活をどのように変えるのか。Axie Infinityの特徴と注意点を解説する。

[関谷祥平，ITmedia]

　「Axie Infinity」はベトナムのゲーム開発企業Sky Mavisが2018年に発表したブロックチェーンゲームだ。2022年4月時点で1日の参加ユーザー数は280万人を超える。ゲーム内で「アクシー」と呼ばれる生物を育成／繁殖させ敵を倒すことで、「SLP」（Smooth Love Potion）というゲーム内通貨を獲得できる。SLPはビットコインをはじめとする暗号資産と交換することで、円などの通貨に換金が可能だ。

図1　アクシー購入画面（出典：Axie InfinityのWebページ）

Web3でよく聞く「GameFi」とは？

　GameFiは「Game」と「Finance」を掛け合わせた言葉で、「ゲーム内で獲得した暗号資産やNFTを、法定通貨に換金できるゲーム」を指す。「Play to Earn」や「ブロックチェーンゲーム」「NFTゲーム」などと呼ばれることもある。