巨大IT企業が提供するクラウドサービスは今や企業にとって欠かせない。一方で未来に向けてWeb3の強みを生かしたクラウドサービスも登場する。新たなクラウドサービス「Dfinity」はどのように社会を創造するのか。
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「Dfinity」のプロジェクトは2021年5月に、ドミニク・ウィリアム氏が創設した「Dfinity財団」という非営利団体によって立ち上げられた。Dfinityはブロックチェーンを用いて運用される次世代のクラウドサービスとして注目されている。
Difinityの目的は、ブロックチェーンを活用して分散型のネットワークを構築し、「Amazon Web Services」(AWS)、「Google Cloud」「Microsoft Azure」のような巨大IT企業が提供するサービスへの依存から脱却しようとするものだ。Dfinitlyの発表によると、同社のエンジニアには、GoogleやIBM、Amazonなど従来のIT企業出身者も少なくないという。
Difinity財団は、Dfinityの基盤である「Infinite Blockchain」をブロックチェーンにおける「第三の発明」とする。第一世代が2009年の「Bitcoin」、第二世代が2015年の「スマートコントラクト」、第三世代が「Infinite Blockchain」だ。
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