東芝が基幹システム基盤をクラウドに移行 「Oracle Exadata Database Service」で運用コスト10%削減

東芝は「Oracle Exadata Database Service」を導入した。同社が基幹システムとしてパブリッククラウドを利用するのは今回が初めてだ。

» 2022年05月25日 07時00分 公開
[ITmedia]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

 日本オラクルは2022年5月23日、同社のパブリッククラウドサービス「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)のデータベース基盤「Oracle Exadata Database Service」を東芝が導入したと発表した。東芝はOracle Exadata Database Serviceを標準財務会計システムやBI(Business Intelligence)分析システム、その他の周辺システムを含む基幹システム基盤として活用する。

「Oracle Exadata Database Service」を選んだ理由は?

 東芝の従来の財務会計システムとBI分析システムは、他社製ハードウェアで稼働させる「Oracle Database」をデータベース基盤とし、BI分析基盤として「Oracle Business Intelligence Enterprise Edition」を「Oracle Exadata」に構築していた。これらのシステムはハードウェアの保守期限が切れ、新たな環境への移行が必要となっていた。災害復旧(DR)環境と開発・検証環境を含む新たな環境の構築も含めて、5万人以上の東芝の従業員に影響を及ぼすことなく移行を実施することが要件となっていた。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ