クラウド市場戦国時代 AWSに吹く逆風はMS、Googleの追い風になるか?CIO Dive

AWSはクラウド市場シェア全体の約3割を占め、引き続きトップを維持しているが、幾つかの逆風に見舞われている。これを機にMicrosoftとGoogleは市場シェアを拡大できるか。米国アナリストが分析した。

» 2022年06月09日 07時00分 公開
[Roberto TorresCIO Dive]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

CIO Dive

 米国の調査会社であるSynergy Research Groupが2022年4月28日(現地時間)に発表したデータによれば(注)、「Amazon Web Services」(以下、AWS)は高成長中のクラウドインフラストラクチャ分野で競合企業のトップを維持しており、2022年第1四半期に市場シェアの33%を占めている。

 Synergy Research Groupのデータでは、「Microsoft Azure」は同市場の22%を占め、前年同期比で2ポイント近く上昇している。3位は「Google Cloud Platform」で10%を占め、年間成長率は1%に迫っている。

 世界的に見ると、クラウドの売上高は前年同期比34%増の530億ドルに達した。過去4四半期では市場規模が大きいにもかかわらず、平均成長率は36%に達している。

AWSに吹く逆風は、猛追するMS、Googleの追い風になるか?

 開発者のルーツであるAWSは、今日のニッチ産業のニーズに対応するために拡張され、クラウド市場の所有権争いでリードしている。

© Industry Dive. All rights reserved.

注目のテーマ