Windows 11でアプリケーションが起動しなくなる問題が発生 回避策の適用を

Microsoftは「Windows 11 version 22H2」で特定のアプリケーションが起動しなくなる問題を報告した。現時点では具体的な解決策は公開されていない。

» 2023年01月24日 08時00分 公開
[後藤大地有限会社オングス]

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 Microsoftはサポートドキュメント「KB5023152」で、「Windows 11 バージョン 22H2」において以前の復元ポイントにシステム復元後、特定のアプリケーションが起動しなくなる問題が発生していると報告した。

Microsoftはサポートドキュメント「KB5023152」でWindows 11 バージョン 22H2に関する問題を公開した(出典:MicrosoftのWebサイト)

Windows 11でアプリが起動しない問題 修正方法は現時点でなし

 Microsoftは以下のWindows 11で、以前の復元ポイントにシステム復元後、Windowsアプリケーションパッケージフォーマット「MSIX」を使う一部のWindowsアプリケーションで問題が発生する可能性があると指摘した。

  • Windows 11 Education, バージョン 22H2
  • Windows 11 Enterprise Multi-Session, バージョン 22H2
  • Windows 11 Enterprise,バージョン 22H2
  • Windows 11 Home, バージョン 22H2
  • Windows 11 IoT Enterprise, バージョン 22H2
  • Windows 11 Pro, バージョン 22H2
  • Windows 11 SE, バージョン 22H2

 発生する問題については以下の通りだ。

  • アプリケーションを起動しようとすると、「このアプリを開くことができません」といったエラーメッセージが表示されアプリケーションが起動しない
  • スタートメニューに該当アプリケーションが複数エントリしている
  • アプリケーションと起動しようとしても反応しない
  • I/Oエラーが発生してアプリケーションが反応しなくなり、最終的にクラッシュする
  • もう一度アプリケーションを起動しようとすると、今度はアプリケーションが起動してくる

 なお、Microsoftは以下のアプリケーションで問題の発生を確認したと報告している。

  • Microsoft Office
  • メモ帳
  • ペイント
  • Cortana
  • Windows Terminal

 上記リストは包括的なものではなく、MSIXを使用しているWindowsアプリケーションであれば同様の問題が発生する可能性があるという。

 Microsoftは本稿執筆時点で解決策を提示していないが、回避策として以下を推奨している。

  • アプリケーションを再起動してみる
  • Microsoft Storeからアプリを再インストールする
  • オリジナルソースからアプリを再インストールする
  • Windows Updateを実行する

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