Microsoftは2023年6月13日のセキュリティアップデートを最後にWindows 10の複数バージョンがサービス終了になると再度通知した。最新のWindows 10へのアップデートまたはWindows 11へのアップグレードが推奨されている。
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Microsoftは2023年5月12日(現地時間)、同年6月13日に「Windows 10」の複数バージョンのサービスが終了すると再度通知した。その日に予定されているセキュリティアップデートが最後のアップデートになる。Microsoftはユーザーに対しサポートが提供されている製品へのアップデートまたは移行を推奨している。
Microsoftの発表によると、2023年6月13日をもって終了するWindows 10のサービスは以下の通りだ。
上記製品は2023年6月13日に配信が予定されているセキュリティアップデートが最後のアップデートになる。同日以降、新しいセキュリティアップデートやプレビューのアップデートが提供されることはない。
Microsoftは保護および生産性の維持を目的とし、サービスが終了するWindows 10に対しては数カ月以内にWindows Updateを経由して自動的に更新プログラムの適用を開始する。コンシューマー向けのPCや管理されていないビジネスPCはこうした機能によって自動的にアップデートされる可能性が高い。
該当製品を使用している場合、サポート終了前までにサポートが提供されている製品にアップデートまたは移行することが望まれる。Microsoftは移行先としてより新しいバージョンのWindows 10にアップデートするか、「Windows 11」へのアップグレードを推奨している。なお、Windows 11にアップグレードするにはPCや環境がWindows 11のシステム要件を満たしている必要がある。
MicrosoftはWindows 11へのアップグレードを推奨しているが、企業の中ではWindows 10を使い続けたいケースも多い。Windows 10に関しては2025年10月14日までサポートを提供することを計画しており、あと2年半ほどの猶予がある。この期日までは最新のWindows 10にアップデートし続けることで毎月のセキュリティアップデートを受け取ることが可能だ。
セキュリティサポートが終了したWindowsプラットフォームはサイバー攻撃に悪用されやすいため注意が必要だ。常にサポートが提供されている最新バージョンを使うことが望まれる。Windows 10, version 21H2のサポート終了まであと1カ月を切っていることから、該当製品を使用している場合は迅速にアップデートを適用してほしい。
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