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CData Software Japanは2023年5月17日、B2Bデータ連携ツール「CData Arc」の新バージョンV23をリリースしたと発表した。CData Arcは、MFT(ファイル転送)やEDI(電子データ交換)、SaaSやDB間のEAI(アプリケーション間データ連携)の機能をワンプラットフォームで使えるツールだ。
CData Arcの新バージョン、V23の特徴は以下の5つだ。
CData Arcのフローが健全に実行されているかどうかを把握するために、幅広いメトリクス(メッセージ総数や送受信トランザクション総数、エラー数、成功/失敗率)をユーザー自身がカスタマイズして使えるダッシュボードが提供される。
従来は実行フローの処理状況を確認するために、それぞれのコネクターでメッセージを確認していたが、メッセージトラッキング機能でフロー全体のメッセージの流れを把握できるようになる。
フローの設定情報やフローが処理するメッセージの量が増えていくのに対し、これまでCData Arcでは利用するコネクターや処理対象とするオブジェクトを素早く特定する検索フィルターが搭載されていたが、今回のリリースでWebコンソールの検索フィルターが大きく強化された。
追加された10種類のコネクターは以下だ。
- Databricks:データサイエンス、機械学習、データ分析のための統合プラットフォーム・Dynamics 365:Microsoft のクラウドベースのCRM・ERP
- Snowflake:データウェアハウス、データレイクのクラウドプラットフォーム
- Stripe:オンライン決済サービス
- Zoho Inventory:Zohoによる在庫管理ソフトウェア
- AMQP:メッセージ送受信の標準化プロトコルAdvanced Message Queuing Protocol
- Exact Online:財務・会計からビジネス全体を管理する統合ビジネスアプリスイート
- FHIR:医療情報の標準化規格であるFast Healthcare Interoperability Resources
- Odoo:便利なオープンソースERP
- Sage Intacct:財務や会計、プロジェクト管理を含むクラウド財務管理ソフトウェア
今回の実施された機能改善は以下だ。
- レポート表示の機能拡張(スケジュール実行時刻のタイムゾーン表示)
- 管理APIの機能拡張(レート制限オプションの追加)
- todateフォーマッタの機能拡張(strictオプションの追加)
- フローAPIの機能拡張(対応Content-Typeの拡張)
- SFTP Serverコネクターの機能拡張(SFTPServer-Virtual-Pathメッセージヘッダの追加)
- AS4コネクターの機能改善(受信リクエスト検証の改善)
- X12コネクターの機能拡張(HIPAA スキーマの追加)
- EDIコネクターの機能拡張(確認応答用のメッセージヘッダ追加)
- ZIPコネクターの機能改善(アーカイブルートへの圧縮)
- IBM MQコネクターの機能改善(バイナリメッセージサポートの向上)
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