従業員のデジタル改革を支援する新たな機能拡張とは。
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ヴイエムウェアは2023年6月13日、従業員のデジタル体験(DEX)を支援するソリューションを強化する機能拡張に加え、複数のデスクトップ環境をサーバで稼働させるVDI(Virtual Desktop Infrastructure)ソリューションを提供する「VMware Horizon」(以下、Horizon)に「DEEM」(Digital Employee Experience Management)を一般提供すると発表した。
今回の機能拡張で期待できる効果は以下の3つだ。
今回発表の機能拡張は、「サードパーティーが管理するデバイス向けのDEX」「DEX for VMware Horizon」「AI(人工知能)ベースのガイド付き根本原因分析(RCA)の一般提供」「『Workspace ONE ITSM Connector for ServiceNow』(以下、ITSM Connector)における利用可能な改善アクションのサポート拡張計画」だ。これらの機能拡張により、「Intelligent Hub」、DEEM「Assist」を含むVMwareのDEX製品全体をサードパーティーの管理下にあるデバイスで利用可能になる。
また、HorizonにDEEMを一般提供することで、Horizonの仮想アプリやデスクトップを使用したエンドユーザー体験を分析し、ネットワークのパフォーマンスやログオン時間、仮想マシン(VM)のパフォーマンスを統合的に管理できるようになる。Horizonの体験スコアに変化が生じると自動でIT部門に通知されるため、従業員の生産性に影響を与える問題を効率的に解決可能だ。
VMwareは包括的なDEXアプローチでプロアクティブな問題解決や従業員体験の継続的な改善をサポートする。また、「VMware Workspace ONE」(以下、Workspace ONE)の統合エンドポイント管理機能によって、従業員体験を修復できる。
従業員体験に障害が発生した場合、Workspace ONEを通じて把握できる従業員体験データがVMwareのITSM Connectorを介してServiceNowに拡張されるため、トラブルシューティングをより効率的に実施できる。VMwareはITSM Connectorの拡張機能として「体験スコアリング」「統合エンドポイント管理アクションの拡張セット」「IT部門が『VMware Freestyle Orchestrator』で作成したワークフローを始動する機能」などを発表している。
VMwareのDEXソリューションは、インサイトやガイド付き根本原因分析(RCA)、自動化機能を通じてIT部門をサポートし、プロアクティブなアプローチを可能にする。また、IT部門は統計的な機械学習モデルを用いて従業員体験に生じた異変を自動的に検出・スコア化でき、従業員の生産性低下につながる問題を即座に可視化できる。
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