FortiOSとFortiProxyに深刻度「緊急」の脆弱性が見つかった。これをサイバー攻撃者に悪用されると、任意のコードやコマンドが実行されるリスクがある。
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Fortinetは2023年7月11日(現地時間)、「FortiOS」と「FortiProxy」にスタックオーバーフローの脆弱(ぜいじゃく)性が存在すると報告した。
同脆弱性はCVE-2023-33308として特定されており、共通脆弱性評価システム(CVSS)v3スコアで9.8、深刻度「緊急」(Critical)に分類されている。これをサイバー攻撃者に悪用されると、任意のコードやコマンドが実行されるリスクがある。
脆弱性の影響を受けるバージョンは以下の通りだ。
脆弱性が修正されたバージョンは以下の通りだ。
また、以下のバージョンは同脆弱性の影響を受けないとされている。
今回見つかった脆弱性は、前回のリリースでバグ修正の一環としてすでに修正されている。そのときにはセキュリティアドバイザリは割り当てられていない。Fortinetはしばしば脆弱性情報をアップデートの提供後に公開することがあり、今回もそうしたケースの一つとみられる。該当製品を使用している場合、直ちに内容を確認するとともに適切に対処してほしい。
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