AWSは、幼稚園から高校までの教育機関に対するランサムウェアなどの被害を防ぐため、スキルアップと再教育などを提供する。
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Amazon Web Services(以下、AWS)は、幼稚園から高校までの教育機関に対するランサムウェアなどの被害を防ぐため、サイバーレジリエンスを支援する助成金プログラムに2000万ドルを拠出した(注1)(注2)。この資金は幼稚園から高校までの学区および州教育省向けのクラウドベースのサイバーセキュリティプログラムに充てられるという。
競合するテクノロジー企業と学校管理者もホワイトハウスで会合を開き、これに向けた幅広い取り組みを展開している。政府機関と民間企業パートナーによる大規模な連携にAWSも参加し、地方の教育機関のような資源の限られた組織がサイバー攻撃に対抗できるよう支援する計画だ。
AWSは1万4000を超える教育機関や1600を超える教育テクノロジー企業と連携しており、米国全土の教育現場における安全なデジタルトランスフォーメーション(DX)を迅速に実現させたいと考えている。
AWSで教育や州、地方政府に関連する業務を担当するバイスプレジデントのキム・マジェルス氏は「当社のクラウドインフラストラクチャは、設計段階から安全性が確保され、デフォルトで高い安全性を備えており、米国政府や他の顧客が求める高い基準のセキュリティを備えている」と述べている。
AWSは幼稚園から高校までの教育機関に対して、以下のリソースとトレーニングを提供する。
他のテクノロジープロバイダーも、サイバーセキュリティトレーニングや技術サポート、追加のリソースを提供している。セキュリティサービス事業を営むCloudflareは、「Project Cybersafe Schools」を通じて、生徒数2500人未満の公立学区を対象にゼロトラストのサイバーセキュリティ保護を無料で提供している(注3)。
幼稚園から高校までの教育機関向けにクラウドベースのソフトウェアを提供するPowerSchoolは無料のトレーニングやコース、ツールを提供している(注4)。
(注1)AWS launches $20 million K12 cyber grant program, joins White House to address cybersecurity for K12 education(aws)
(注2)White House rolls out millions in funding to combat K-12 cyberattacks(Cybersecurity Dive)
(注3)Project Cybersafe Schools: Bringing security tools for free to small K-12 school districts in the US(cloudflare)
(注4)PowerSchool Joins White House K-12 Education Technology Secure by Design Pledge & Announces New Commitments to Education Ecosystem Security(powerschool)
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