クラウドストライクはCloudflareと提携を拡大する。Cloudflare OneとCrowdStrike Falcon Next-Gen SIEMを単一のプラットフォームに統合し、管理者負担の低減やセキュリティ強化、SOCの変革促進、大規模なサイバー攻撃の阻止を実現する。
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クラウドストライクは2024年6月5日、Cloudflareと戦略的提携を拡大すると発表した。
ゼロトラストセキュリティを実現させるCloudflareの関連製品群「Cloudflare One」とクラウドストライクのSIEM(Security Information and Event Management)製品「CrowdStrike Falcon Next-Gen SIEM」を「CrowdStrike Falcon プラットフォーム」で統合することにより、デバイスとネットワーク間のセキュリティ強化やSOCの変革促進、大規模なサイバー攻撃の阻止を目指す。
クラウドストライクによると、サイバー攻撃の侵害スピードは上がり続けており、脅威ベクトルについても増加傾向にある。企業はこれに対して複数のセキュリティ製品を導入しているが、その結果、管理が追い付かない状況が生まれているという。
今回の戦略的提携の拡大は、両社のポートフォリオを単一のセキュリティプラットフォームに統合することで製品管理の負担を低減するアプローチだ。プラットフォームの一元化はこれに加えて、複数のSOCチームの情報連携を円滑化し、複数製品の脅威情報を集約できるというメリットもある。
Cloudflareで最高セキュリティ責任者(CSO)を務めるグラント・ブルジカス氏は「脅威が質と量ともに拡大する現在、リスク対策の管理業務は、企業にとってあまりにも複雑化しています。組織は包括的かつ堅牢(けんろう)なネットワーク保護対策を実行する必要に迫られています。今回の提携によって、業界をリードするサイバーセキュリティプロバイダー2社が提供するメリットと、それぞれの分野で最高の機能を持つセキュリティソリューションを全組織で容易に活用できるようになります」と、提携の意義を説明している。
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