BlackBerryはソフトウェアエンジニアや開発者が安全性とセキュリティのバランスを取る上で大きなプレッシャーに直面していることを明らかにした。1000人の開発者を対象としたグローバル調査によって判明したとしている。
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BlackBerry Japanは2024年10月1日、ソフトウェアエンジニアや開発者を対象にしたグローバル調査を発表した。北米(米国、カナダ)や欧州(英国、フランス、ドイツ)、アジア太平洋地域(日本、韓国)の合計1000人の組み込みソフトウェア開発者とエンジニアを対象としており、日本からは100人の開発者が参加している。
同調査から、迅速なイノベーションやセキュリティ対策を講じる上で開発者たちが大きなプレッシャーに直面していることが明らかになっている。
主な調査結果は以下の通りだ。
この他の調査結果として脆弱(ぜいじゃく)性による遅延が指摘されている。グローバルでは72%の回答者が「脆弱性によってプロジェクトが遅延した」と報告している。OSのセキュリティパッチについては回答者の73%が「OSのセキュリティを優先している」と回答しているものの適用頻度にはばらつきがあり、平均で5週間ごとにしかパッチが適用されていないことが分かった。OS関連の問題による遅延では34%の開発者がOS関連の問題で納期を逃したと報告している。
この調査は2024年7月から9月にかけてBlackBerry QNXがColeman Parkesに委託して実施されている。調査結果から日本の開発者が安全性とセキュリティに重きを置く一方、納期やコスト圧力が高まりにより妥協を余儀なくされている現状が浮き彫りになっている。開発者および企業は製品の品質確保と市場競争力維持のため、効率的なリソース配分と高度なセキュリティ対策のバランスが求められている。
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