SonicWallのファイアウォール製品に関するセキュリティ調査結果によると、43万件以上のデバイスがパブリックインターネットに露出し、深刻なリスクにさらされていることが分かった。
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Bishop Foxは2024年12月13日(現地時間)、SonicWallのファイアウォール製品に関するセキュリティ調査結果を報告した。この調査ではインターネットに接続されているSonicWall製デバイスの危険性が明らかにされている。
Bishop Foxのスキャンによると、SonicWallのファイアウォール管理インタフェースやSSL VPNインタフェースを公開しているIPアドレスおよびポートの組み合わせが43万362件特定された。そのうち管理インタフェースとSSL VPNが公開されているものが62%を占め、残りはどちらか一方のみが公開されていることが分かった。管理インタフェースの公開はリスクとなるため、これらの危険性が指摘されている。
公開されているデバイスの内訳をシリーズ別に分析した結果、最新のシリーズ7が全体の39%でシリーズ6が49%を占めていることが確認された。また、シリーズ5とシリーズ4がそれぞれ8%と0.1%存在しており、旧式のデバイスがいまだに利用されている実態が明らかになった。
全露出デバイスのうち39%がアクティブにサポートされている一方で、5%がサポート終了、残り56%のサポート状況は不明とされている。シリーズ7は全てアクティブにサポートされているが、シリーズ6およびシリーズ5の一部はサポートが終了しているためリスクが高いとされている。
調査によると、インターネットで公開されているSonicWallファイアウォールのうち、深刻な脆弱(ぜいじゃく)性の影響を受けているデバイスが11万9503台あることが判明した。2万5485台は深刻度「緊急」(Critical)、9万4018台は深刻度「重要」(High)とみられている。22万3333台は影響を受けていないデバイスとされ、20%のデバイスについては不明とされている。
パブリックインターネットに公開されている43万台以上のSonicWallファイアウォールにおいて、一定数のデバイスが旧式のハードウェアやサポート終了済みのソフトウェアで動作しており、大きな課題を抱えていることが明らかになった。特に28%のデバイスが深刻な脆弱(ぜいじゃく)性にさらされている点は重大な懸念事項といえる。管理インタフェースや旧式デバイスの公開を見直し、セキュリティ更新を徹底することが望まれる。
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