偽Nokia製品流通業者に損害賠償命令

» 2006年05月31日 08時28分 公開
[ITmedia]

 Nokiaは5月30日、偽製品の流通業者を相手取った民事訴訟で、米国の裁判所が136万ドルの損害賠償命令を言い渡したと発表した。

 この訴訟では、偽のNokia製品を販売していたSuplimet Corporationとハーマン・ロザノ被告を相手取り、Nokiaが米フロリダ州南部地区連邦地裁に訴えを起こしていた。

 判決ではSuplimetとロザノ被告が先に言い渡された偽Nokia製品販売禁止命令を無視したと認定。136万ドルの損害賠償金をNokiaに支払うよう命じた。

 民事訴訟に先立ち、Suplimetとロザノ被告らは偽のNokia製品取引の罪で起訴されており、ロザノ被告らに対しては72カ月の禁固刑が言い渡されている。

 Nokiaでは携帯電話とアクセサリの偽製品増加を受けて、偽のNokia製品を輸入・流通させている業者に対する対抗措置を強化している。

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