フィンランドの携帯電話機メーカーNokiaは12月15日、偽バッテリーが横行している問題への対応策として、同社の純正バッテリーには今後ホログラムラベルを埋め込むと発表した。バッテリーが純正品かどうかを利用者が見分けやすくする狙い。
このラベルには、Nokia Connecting HandsのシンボルマークとNokia Original Enhancementsのロゴをあしらったホログラフィー画像とスクラッチ式の認証コードが埋め込まれる。スクラッチ部分を削ると20桁の認証コードが現れ、インターネットかSMSを使って純正品であることを確認できる仕組み。
同社は新しいバッテリーにすべてこのラベルを付ける計画で、一部は既に市販されており、今後各国で段階的に流通させる。ラベルが付いていないバッテリーもしばらくの間出回り続けるが、性能に差はないと説明している。
米国では偽バッテリーが原因で、携帯電話の過熱や爆発などの事故が相次いで報告され、キャリアやメーカーが対応に乗り出している。
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