KESAKAインでは各部屋の鍵に同社製の「エントリーロック」を採用。FeliCa型の会員カードかおサイフケータイをかざすことで、鍵の開閉ができる。
客室はすべてシングルルームで、広さは約18u。室内には21インチのワイド液晶テレビ、インターネット用のLAN接続口のほかに、IPテレビ電話付きの情報端末も用意されている。浴室設備も充実しており、浴室には12.1インチの浴室テレビとミストサウナが設置され、洗面台も広い。またキッチンと冷蔵庫、電子レンジ付きで自炊が可能なのは、長期滞在プランの利用者にはうれしいところだ。自転車や炊飯器の貸出サービスなどもある。
これだけの広さ・設備で、大人1名1泊で5980円。ルームクリーニングなしのウィークリーマンションプランならば、スーパーショートタイプ(7泊〜29泊)1日4500円から、ロングタイプ(7ヶ月〜12ヶ月)1日3800円まで利用期間に応じた割引価格が用意されている。他のビジネスホテルに比べて、コストパフォーマンスは高い。
「(KESAKAインは)KESAKAシステム電子錠のおかげでフロント業務の軽減とスタッフ数の削減を実現していますから、その経費節減分を室内の設備充実にあてられます。人件費だけで年間1000万円以上の差が出ますから、(設備を充実させても)十分に採算が合うのです。同一価格帯のビジネスホテルに比べれば、コストパフォーマンスは高いと思います。実際、オープンからまだ1ヶ月ほどですが、すでに週末には満室になることが多くなってきています」(平川氏)
KESAKAイン向けのKESAKAシステム電子錠は、カード型が2種類、それとおサイフケータイ用アプリが用意されている。
メインの会員カードはオリコカードが発行するFeliCa搭載クレジットカード「QUATTROカード」になり、ここにKESAKAシステムの鍵IDが登録されている(2月9日の記事参照)。このカードはKESAKAインで利用できるだけでなく、自宅や勤務先がKESAKAシステム電子錠を導入していれば、そちらの鍵としても使えるという。また、QUATTROカードとは別に、クレジットカード機能のないKESAKAイン会員カードも発行している。
おサイフケータイの場合、従来からあるKESAKAシステム鍵アプリをKESAKAインでも利用する。現在はドコモ向けとソフトバンクモバイル向けのKESAKAシステム鍵アプリが用意されており、会員登録した上でこれらをダウンロードすれば、おサイフケータイだけでのチェックインと宿泊が可能だ。
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