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富士通、「館林システムセンター新棟」を開設
富士通は群馬県に「館林システムセンター新棟」を開設したと発表した。アウトソーシングやクラウドコンピューティング関連のサービスを提供する基盤を拡充した。
富士通はこのほど、群馬県館林市にあるデータセンターを拡張し、「館林システムセンター新棟」を開設したと発表した。アウトソーシングやクラウドコンピューティング関連のサービスを提供する基盤の拡充が狙い。
アウトソーシング事業の拡大を狙い、群馬県の館林に免震構造のデータセンターの新棟を開設。延床面積は約2万3000平方メートルで5階建て(地下1階もある)。サーバやストレージを設置する部屋は床荷重1.2トン、天井高3000ミリ、床下820ミリ。ラック当たりの最大電力供給量は20KVA。
約1000台のサーバで構成されるサーバファームを設置し、順次拡張していく。クラウドコンピューティング関連のサービス提供に注力する考えだ。
富士通は1995年に館林システムセンターを開設し、SaaS(サービスとしてのソフトウェア)、各種業務を代行するBPO(業務プロセスアウトソーシング)サービスなどを提供してきた。14年間無停止稼働を続けており、この運用体制を新センターでも取り入れていく。
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新棟の延べ床面積は約2万2000平方メートルになる。
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