IBM、クラウドサービス「LotusLive」に「Lotus Notes」の機能を統合
SaaS型コラボレーションサービススイート「LotusLive」で、Notesのメール、インスタントメッセージング、スケジュール、連絡先が利用できる。
米IBMは10月5日(現地時間)、クラウドベースの企業向けコラボレーションサービススイート「LotusLive」に、「LotusLive Notes」と「LotusLive Communities」を追加したと発表した。
LotusLiveは2009年発表のSaaS型コラボレーション統合サービス。ファイル共有やタスク管理、チャット機能などを提供する「LotusLive Connections」、Web会議や電話会議連携機能を持つ「LotusLive Meetings」、Meetingsにイベント管理機能を加えた「LotusLive Events」、ConnectionsとMeetingsを合わせた「LotusLive Engage」、簡易版のWebメールやカレンダー機能を備える「LotusLive iNotes」が提供されている。
新たに追加されたLotusLive Notesは、同社のオンプレミスグループウェア「Lotus Notes」をベースにしており、NotesのクライアントからLotus Dominoに接続し、メール、インスタントメッセージング、スケジュール、連絡先の利用が可能だ。ユーザー当たり25Gバイトのオンラインストレージ付きで、価格はユーザー当たり月額5ドル(日本では715円)から。同月中に、米AppleのiPhoneおよびiPad、米MicrosoftのWindows Mobile端末、フィンランドのNokia製Symbian端末からLotusLive Notesへのアクセスが可能になる。
Communitiesは、企業が社内および社外のコミュニティーでの安全なコラボレーションを可能にするサービス。ユーザーはIBMのクラウド上のディスカッションフォーラムでの会議や、ブックマークやファイルの共有機能を利用できる。
LotusLiveスイートの価格は、1ユーザー当たり月額10ドル。
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