Oracle決算、売上高が47%と好調 ハードウェアも成長
Oracleの9〜11月期決算は、売上高が86億ドルで前年同期比47%増、純利益は28%増の19億ドルと増収増益だった。引き続き新規ライセンス収入が好調だった。
米Oracleが12月16日(現地時間)に発表した第2四半期(9〜11月期)決算は、売上高が86億ドルで前年同期比47%増、純利益は28%増の19億ドル(1株当たり利益はGAAPベースで37セント、非GAAPでは51セント)だった。前期に続き新規ライセンス収入が好調だった。非GAAPベースの1株当たり利益は、Thomson Reutersがまとめたアナリスト予測の46セントを大きく上回った。
売上高を分野別にみると、新規ライセンス収入が21%増の20億ドル、ライセンス更新およびサポート収入は12%増の36億ドルだった。サービス収入は24%増の12億ドルとなった。ハードウェア収入は18億ドルで、前期比で3%の伸びだった。サフラ・カッツ社長は「Sunの事業は順調に伸びており、ハードウェアの粗利益率は53%に増加した」と語った。
営業利益は27%増の28億ドルで、営業利益率は前年同期の37%から縮小し、32%だった。利益率がソフトウェアよりも低いハードウェア事業の拡大が反映している。
Oracleの共同社長、マーク・ハード氏は「Oracleに加わってから会った顧客は、われわれのソフトウェアとハードウェアを統合する戦略に熱烈な興味を示してくれた。Exadataのパイプラインは約20億ドルに成長した」と語った。
ラリー・エリソンCEOは「われわれのExadata、Exalogic、SPARC Superclusterは、IBMとHewlett-Packardの最速製品よりもはるかに高性能で、低価格だ」と語った。
また同社は普通株の配当を支払うことを発表した。四半期配当は1株当たり5セントで、2011年1月19日時点での普通株保有者を対象に、2月9日に支払う計画だ。
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